炭(すみ)・薪(まき)・木酢液(もくさくえき)は0256-53-4805新潟県加茂市-炭美人工房
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炭美人工房は、新潟県のほぼ中央、新潟県立自然公園、粟ケ岳のふもと、加茂市黒水で炭を焼いています。炭はその焼き方や素材によって種類があることをご存知でしょうか。ここでは、炭の種類や炭ができるまでの工程などをご紹介します。
炭は、炭焼き窯で炭化されるときの消火の違いで、白炭と黒炭に区分されます。また、形状による区分では固形炭と、粉炭に分けられます。炭美人工房では、白炭をおもに焼いています。白炭は800℃以上の高温で焼き(精錬)、炭窯の外に出し、湿った素灰をかけて消火した炭です。
白炭と違い黒炭の場合は、木を1時間ほど蒸し焼きにした後、比較的低温度(400〜700℃)で精錬し、炭窯の中で空気を絶って消火します。
ところで、「炭」がどのように利用されているか、ご存知でしょうか?
炭の新しい利用法としては、特に農業用や家の調湿用、炭の癒し効果やリラクゼーション効果の目的で、果物や野菜をオブジェとして炭化させ置き炭として楽しんだり、水の浄化など環境面にも活用されるなどその利用法は広範囲にわたっています。
当工房に訪れる人の中には、炭の癒し効果やリラクゼーション効果の目的で!というファンも最近増えています。
炭美人工房は、こんなふうに炭を作っています。炭の材料、ナラの木の切り出し、炭窯作り、火入れ、炭だしなど、炭美人工房の白炭をお届けできるまでの炭焼き風景をご紹介します。
昔は原木のある山に小屋をたて炭を焼いたものですが、当工房では立地条件上、近くの山まで原木の切り出しに行きます。チェーンソーで大きなナラの木を伐り倒しユンボで安定した場所に移動してから炭材用に1m20cmほどに切り、曲がりのある枝はその自然の姿を活かした芸術的な炭オブジェになることを想像しながら大切に選定します。それをトラックに一本ずつ積んで工房まで運びます。山は傾斜があり切り出し作業もなかなか危険で重労働です。
原木は直径(太さ)10cm位までの木が適しており、太い木は割って使います。
また細い木や、オブジェ用の曲がった木などは立てやすいように束ねます。こうしてまとめておくことで炭出しのとき、窯から炭を出しやすくまた仕上がりもキレイです。
炭材は窯の奥から一本ずつ隙間なく丁寧に立てて入れます。窯はドーム型で窯口が小さく中が薄暗いので灯りとりに木の皮などを少し燃やします。窯の中に木の皮を投げ入れると窯の中の熱で自然発火します。白炭窯は熱窯のため炭出しして約1時間程で窯の熱が冷めないうちにすぐ立て込みをします。一窯立て込むのに約二時間程かかり、中腰になるのでかなりキツイ作業です。
窯口で雑木を燃やし着火!窯の中の原木を乾燥させ、原木に着火させます。窯口の火を焚き続け約一時間程で窯口を閉めます。尾(窯の後ろにある煙突のような穴)から水分をとばす燻りつくような臭いの水煙が出ます。
窯の中で原木に着火すると、自発炭化が始まります。窯口を閉めて約一時間後、尾を閉め、窯内の原木を蒸し焼きにします。炭化が始まったら、煙の色と臭いで、窯の中の状況を判断し空気穴や尾の調節をします。目や喉がイタクなるようなすっ辛い煙は約一日続きます。水分がなくなって全体に火がつくと、から煙に変わります。それから白煙、青煙とそれぞれ色も臭いも違います。
炭化が終わり窯口を徐々に広げ空気を送り込むと、炭化した窯の中の炭がどんどん真っ赤に燃え始め更に炭化されます。この精錬のかけ方が炭の出来を大きく左右するのでとても重要な作業です。この時はいつも「窯も生きている!」と感じる瞬間です。自分なりに窯と会話しながら作業を行なっているような気持ちでいます。
窯口全開!窯の中では、赤く燃えた炭を包み込むようにほの青白い炎がゆらゆら何とも幻想的な光景です。何度炭出ししてもその美しさは「うわぁ〜!」と言ったきり言葉にならないほどの感動です。窯口にも炎が立ち始め、その炎は次第に無色の陽炎のような炎に変わってきます。
窯の中の炭達が宝石のようにキラキラと真っ赤な色に輝き始めたら、いよいよ待ちに待ったクライマックスです。長いエンブリで一本ずつ丁寧に窯口まで出し10〜12回位に分けて窯の外にかき出します。曲がりのあるオブジェ用の炭は一本づつ挟んで他の炭とは別の場所にそっと出します。真っ赤に燃えたまま出てくる炭は本当に綺麗です。
炭を出し終わっても窯の中は、熱くキラキラと炎に包まれているかのようです。半端じゃない暑さに耐えられるのもこの感動が味わえるからかもしれません。
ひと窯出し終わるまで約二時間かかります。半分ほど出し終わる頃ガスが出て尾からも炎が立ちます。とり出された炭は素灰をかけて消火します。
消火後・灰の中から炭を掘り出し長さ・太さ・用途別に仕分けし1級は長さを揃えて切ってから袋詰め・箱詰めをします。オブジェ用の炭は灰をブラシで払い丁寧に一本一本磨きます。まるでわが子のように愛情が湧いてきます。
炭焼きは過酷な作業ですが沢山の感動があります。「炭も窯もまた生きている」と感じています。炭美人工房は、丹精込めて、愛情込めて一生懸命に炭を焼いてます。